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【解決事例・不貞の慰謝料請求⑤】資力の乏しい相手方から、150万円の慰謝料を支払わせた事例

【事案の概要】

依頼者は、まだ20歳の男性でした。18歳のときに結婚をしており、既に息子さんも授かっておりました。

しかし、妻が地元の同級生と成人式で再会して不貞行為(不倫)に及んでしまったことが、友人からの報告により発覚してしまいました。つまり、不貞相手も20歳です。

依頼者は到底許すことができず、妻と離婚をすることになりましたが、離婚調停の結果、息子さんの親権は妻にとられてしまいました。

不貞(不倫)をされ、子供の親権も取られ、養育費は払わないといけない、という踏んだり蹴ったりの状態になった依頼者は、せめて不貞相手からお金を取りたい、ということで当職に交渉を依頼しました。

【交渉の経緯】

相手方はまだ20歳で、アルバイトをしていたものの資力はなく、「ない袖は振れない」という状態であることがネックでした。

当然、相手方の親に「代わりに責任を取れ」など法律上言えるはずもありません。

当初、300万円の慰謝料を請求していたところ、当然のように「不貞をしたことは認めるがそんなお金は持っていないし払えない」という回答が来ました。

そうしていると、依頼者のもとに、友人からある情報が入ってきました。それは、相手方の両親はそれなりにお金に余裕があるようで、相手方に対して高級車を20歳の成人祝いにプレゼントしていた、という情報です。

当職は、「支払えない、ということであれば訴訟を提起して判決を取得する。そしてその判決に基づき強制執行をして、あなたの自動車を差し押さえます」ということを伝えました。

すると、愛車を手放したくない相手方は、「なんとか無心をして集めて支払うのでそれは勘弁してほしい。また、金額も減額してほしい」という回答をするようになりました。

結果、金150万円の慰謝料を一括で支払ってもらう、という内容で合意し、解決となりました。

【ひとこと】

不貞の慰謝料請求に関しては、証拠が固い場合、裁判を提起すると100万円を認める金額の支払い請求を認める判決を下してもらえることが多いです。

しかし、肝心な資力が相手にない場合、地道に給与を差し押さえて回収したり勘に任せて金融機関の預貯金口座を差し押さえて回収をはかったりしなければならないなど、現実的な債権回収に苦労することが多いです。

今回は、運良く相手にとっても「差し押さえられたくないもの」があったおかげで早期の支払いを行わせることができましたが、特に相手方が若年の場合、債権回収に苦労することが多いです。そのような中で早期解決が実現でき、依頼者としては満足しておられました。

 弁護士  泊  祐 樹

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